スティーブ・ジョブズのプレゼンの魅力を解き明かす!
アップルCEOのスティーブ・ジョブズのプレゼンテーションは、なぜあれほど人々を魅了し、熱狂させるのか―。
本書は、iPhone発表時などスティーブ・ジョブズの伝説のプレゼンを紹介しながら、その秘密を詳しく解説していきます。
専門用語を使わない、ツイッターのように短い一文で製品やサービスを表わす、ポイントを3つにする、ヒーローと敵役を登場させる、ひたすら練習を積むなど、スティーブ・ジョブズのプレゼンの法則を解き明かします。
すばらしいプレゼンができるようになります!
出典:Amazon
|レビュー
プレゼンテーションについての良書である。
1. 構想はアナログでまとめる(筋書きを作る→簡単な絵を書く→スライドする)
初めにデジタルでスライドを割り振ってからスライドを本格的に作成していくという方法を推奨する方もいる。本書は、筋書き(ストーリー)が大切と説く。きれいな資料、上手な話し方であっても心に残らないプレゼンがある。なぜなのかと考えた時、自分自身の中で腑に落ちたか落ちないかでないかと思う。映画ではないけれどストーリーが良い映画は記憶に残ると思います。
2. 優れている証拠として実例を示すこと は、営業活動においてとても大事である。
信頼を獲得する最善の方法はやはり実績やデータであると思う。まして知らない会社、知らない人、知らない製品ならなおさらで、この会社が使っている、この人と知り合いである、この製品の出荷実績はこれだけあると説明されれば使ってみたい、利用したいと考える可能性は大いに高まると思います。
3. 1に練習、2に練習、3、4がなくて5に練習。どんなことでも、大丈夫だろうなどと思わないこと。スライドを1枚、1枚、デモを1つひとつ、キーメッセージを1つひとつ、確認する。何を言うのか、いつ言うのか、どのように言うのかを体が覚えてしまうほどに練習するべきだ。
本書でも練習の大切さが説かれていますが、他書になりますが感銘を受けた言葉で英語の音読は10〜20回で満足する人が多いですが50〜100回繰り返しましょうと書かれていました。
時間の問題はあると思いますがどれだけたくさん練習できるかに成否がかかっているように思えます。
プレゼンの極意はシンプル イズ ベストということに共感しました。
凝縮されたシンプルさの中に自己表現や人を惹きつけることの意味合いを勉強することができます。
|著者について
カーマイン・ガロ
世界の有名ブランドを支えるコミュニケーションコーチ。CNNとCBSのアンカーや記者を務めた。インテル、シスコ、コカ・コーラ、ファイザーなど多くの企業で講演した経験を持つほか、Forbes.comでは連載も持つ。カリフォルニア州プレザントン市在住。
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