▶︎『沈まぬ太陽』
|内容紹介
広大なアフリカのサバンナで、巨象に狙いをさだめ、猟銃を構える一人の男がいた。
恩地元、日本を代表する企業・国民航空社員。エリートとして将来を嘱望されながら、中近東からアフリカへと、内規を無視した「流刑」に耐える日々は十年に及ぼうとしていた。
人命をあずかる企業の非情、その不条理に不屈の闘いを挑んだ男の運命――。
人間の真実を問う壮大なドラマが、いま幕を開ける!
出典:Amazon
|レビュー
全5巻の物語である。
また、JALをモデルにした企業物語である。
小説を読んでいて、初めて涙が止まらなくなった。
人生とは、運命とは、生きるということは、さまざまなことを深く考えさせてくれます。
恩地元という主人公の生き方が切なくもあり、また力強くもある。
会社に対して言うべきことを言い、ただすべきことはただすという人間としてごく当たり前のことを貫いたがために、経営陣に疎まれ、海外のへき地を十年にわたってたらい廻しされた“現代の流刑の徒"ともいうべき一人のサラリーマンの生きざまと、その家族が描かれています。
|著者について
山崎 豊子
大阪市生れ。
京都女子大学国文科卒業。
毎日新聞大阪本社学芸部に勤務。
そ。傍ら小説を書き始め、1957(昭和32)年に『暖簾』を刊行。
翌年、『花のれん』により直木賞を受賞。新聞社を退社して作家生活に入る。
『白い巨塔』『不毛地帯』『二つの祖国』『大地の子』『沈まぬ太陽』など著作はすべてベストセラーとなる。
1991(平成3)年、菊池寛賞受賞。
2009年『運命の人』を刊行。
同書は毎日出版文化賞特別賞受賞。
大作『約束の海』を遺作として 2013(平成 25)年に逝去。
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