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本『限りある時間の使い方/オリバー・バークマン』レビュー - プレシネマ

▶︎限りある時間の使い方
限りある時間の使い方
レビュースコア(5.00満点)
総合
 4.13
Amazon | honto | プレシネマ
    4.3          4.1           4.0

|内容紹介
アダム・グラント、ダニエル・ピンク、カル・ニューポート他、NYタイムズ、WSJ絶賛の全米ベストセラー!
人生はたった4000週間、限られた時間をどう過ごすか!?
人の平均寿命は短い。
ものすごく、バカみたいに短い。
80歳まで生きるとして、あなたの人生は、たった4000週間だ。
「時間が足りない」なんて、何を今さらと思うかもしれない。
いっぱいになった受信トレイに、長すぎるやることリスト。
ワークライフバランスに、SNSの際限ない誘惑。
もちろん世の中には、生産的になるための「ライフハック」があふれている。
けれど、ライフハックを駆使したところで、たいてい状況は悪くなるだけだ。
焦りはさらに増していき、人生の大事な部分には、いつまでたってもたどり着けない。
さらに、日々の時間管理に追われていると、本当に大事な問いが見えなくなる。
それは、自分の限られた4000週間を、いかに過ごすかという問いだ。

本書は古今の哲学、心理学、スピリチュアル思想を駆使し、ウィットに富んだ語り口で、時間と時間管理を実践的に、そして深く問い直す。
「すべてのことを終わらせる」という強迫観念を捨て、自分の有限性を受け入れたうえで、そこから有意義な人生を築く方法を紹介する。
本書を読めば時間に対する見方が変わり、さらには生き方が変わるだろう。
全米衝撃のベストセラー、ついに日本上陸!
出典:Amazon

|レビュー
時間管理に関する本はたくさん出版されていますが、この本は売れていてかつ評価も高かったため、読んで見ました。
自分自身のなかで琴線に触れた部分を3つ、備忘録として記します。

1『限界を受け入れるというのは、つまり「何もかもはできない」と認めることだ。』
全てを経験したいという気持ちは、人皆持っている感情と思います。
自分がやりたいことや、他人から頼まれたことや、いろいろすべてをやっている時間はない。だから、それを認めて生きるということであり、やらないことを決めることでもある。
そうすれば限られた体験を心から楽しむことができ、自分自身の人生に満足感が増えていくのではないかと思います。

2『彼らは成果を焦らない。たとえ1日の成果が少なくても、毎日コツコツ取り組んでいけば、長期的には大きな成果が出せると知っているからだ。』
継続的に取り組むこと、そのこと自体に意味があるということであり、目標・目的に向かっていく行動自体が人生であるという意味に思います。
そして継続することこそ、物事の成果を最大限に発揮することができる唯一のツールなのだとも考えられます。

3『時間を意味のあることに使うためには──友達と遊んだり、デートをしたり、子どもを育てたり、ビジネスを立ち上げたり、政治運動に参加したり、技術の進歩をもたらしたりするためには──他人と協力することが不可欠だ。』
人はひとりでは生きていけないとはよく言われている言葉ではありますが、人は他人からの承認により自己を認識する生き物ゆえ、自分ではない他人の存在が重要だということと思います。

人の人生において時間は有限であるため、自信を持って取捨選択をし、一瞬一瞬の体験を楽しむ、また例え間違った選択をしたとしても、必ず意味があるものだったと前向きに捉え、行動していくことが人生を歩むということなのだとも思います。

|著者について
オリバー・バークマン
イギリスの全国紙ガーディアンの記者として、外国人記者クラブ(FPA)の若手ジャーナリスト賞などを受賞した気鋭のライター。
著書『解毒剤 ポジティブ思考を妄信するあなたの「脳」へ』が世界各国で話題を呼んだ。ガーディアン紙で心理学に関する人気コラムを毎週執筆中。
ニューヨーク・タイムズやウォール・ストリート・ジャーナルといったアメリカの有名紙、雑誌サイコロジーズやニュー・フィロソファーにも記事を寄せている。ニューヨーク在住。

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