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書評『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』著者:堀内都喜子 - プレシネマ

更新:2022/9/18

フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか (ポプラ新書)

レビュー★★★★★
何故かタイトルに惹かれて購入、読んでみました。
心のなかに昨今の働き方改革への戸惑いがあり、解決への糸口が見つかればとの想いもありました。
他の国の人の考え方を学ぶことはとても良いことであり、少しでも多くの知識を吸収していきたいと思います。
まずタイトルの答えは考え方にありました。
「仕事は好きだし、責任感を持って仕事をきちんとしたいが、就業時間内で終わらせて、それ以外の時間も大切にしたい」。
短絡的ですが国民の多くががこのような考え方で生活しているため、早く帰れるということになるかと思います。
そして4週間の長期休暇取得もあります。
因みに自由時間の過ごし方は、読書、散歩、自然の中での運動、学習、DIYなどのようである。
また、驚くことにワークライフバランスを重視しても日本の1人あたりのGDPの1.25倍もあるのです。
国民の数、国の面積、歴史などさまざまな違いがあるかもしれませんが学ぶべき点は多々あると感じています。
他にどのような秘密があるのでしょうか。

この生産性を高めているのは、次の言葉に代表されているように、「このように必要に応じてその時その時に新たなスキルを学んで積み重ねたり、継続した学びをしている人はフィンランドに非常に多い。」生涯に渡り、学んでいく姿勢が身に付いていることではないかと思います。
日本と違い、企業の業績が悪くなれば必然的にリストラが行われます。
但し、また業績が回復すると呼び戻されたりして、とても柔軟な労働環境にあると思われます。
そのようなこともあり、常に個人としての知識や技術の引き出しをたくさん作っています。
これからの時代は生涯学習と言われています。
IT機器の発達により、自宅でのe-Learningも増えていくでしょう。

これからは、「サスティナブルなファッションに、サスティナブルなデザイン、サスティナブルな旅にサスティナブルな国づくり。」がひとつのキーワードになっていきます。
エシカルや循環型であること。
環境に配慮したもの、または既にあるものを大切にすることなどが重要になってきます。
SDGsという言葉が昨今世界を巡っていますが、フィンランドは先端を走っていくことでしょう。

日本も一足飛びにこのようなワークライフバランスの取れた生活になるには難しいと思います。
ただ本書の中で述べられていた常に学んでいく姿勢や休息とは何かを考えさせてくれる点から良書であったと思います。
本当の意味でのワークライフバランスに少しでも近づいていきたいと思います。

内容紹介
ワークライフバランス世界1位!フィンランド流ゆとりのある生き方。
フィンランド人は、仕事も、家庭も、趣味も、勉強も、なんにでも貪欲。
でも、睡眠時間は平均7時間半以上。
ヘルシンキは、ヨーロッパのシリコンバレーと呼ばれる一方で、2019年にワークライフバランス世界1位に。
やりたいことはやる。
でもゆとりのあるフィンランド流の働き方&生き方の秘訣を紐解きます。

著者について
堀内都喜子
長野県生まれ。フィンランド・ユヴァスキュラ大学大学院で修士号を取得。
フィンランド系企業を経て、現在はフィンランド大使館で広報の仕事に携わる。