▶『不格好経営』
|レビュースコア(5.00満点)
総合 4.27
Amazon | honto | プレシネマ
4.5 4.3 4.0
|内容紹介
「それにしても、マッキンゼーのコンサルタントとして経営者にアドバイスをしていた自分が、これほどすったもんだの苦労をするとは……。経営とは、こんなにも不格好なものなのか。だけどそのぶん、おもしろい。最高に。」――創業者が初めて明かす、奮闘の舞台裏。
なぜ途中で諦めなかったのか、いかにしてチーム一体となって愚直に邁進してきたか。創業時の失態や資金集めの苦労、成長過程での七転八倒など、ネット界に新風を巻き起こしたDeNAの素顔を同社ファウンダーの南場智子が明らかにする。華やかなネットベンチャー創業の舞台裏で、なにもそこまでフルコースで全部やらかさなくてもと思うような失敗の連続――こんなにも不格好で、崖っぷちの展開があったのかと驚かされる。当時の心境も含めて綴られた文章は軽快で、ビジネス書として示唆に富むだけでなく、読み物としても楽しめる。スピード感あふれる人材育成の現場も垣間見ることができる。
出典:Amazon
|レビュー
本書は、南場智子氏というマッキンゼー出身の方が実際の経営に携わって悪戦苦闘する自伝的物語です。
机上の理論と実際の経営の間には乖離があるということですね。
オークション事業として出発した会社が、スマホゲームのヒットから、徐々に事業内容が変化していき大企業になるまでの物語です。
事業が変化していくのは、往々にしてあることですね。
今やプロ野球球団だけでなく、バスケットボールチームやサッカーチームと未来へスポーツを文化としてつないでいくための取り組みを続けていきます。
起業志望の方だけでなく、ビジネスマン必読の良書と思います。
皆さま如何でしょうか。
|著者について
南場 智子
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)ファウンダー。新潟市生まれ。津田塾大学卒業後、1986年マッキンゼー・アンド・カンパニー入社。90年ハーバード・ビジネス・スクールでMBA取得、96年マッキンゼーでパートナー(役員)に就任。99年同社を退社してDeNAを設立、代表取締役社長に就任。2005年東証マザーズ上場を果たす(07年東証第一部に指定替え)。11年病気療養中の夫の看病に力を注ぐため、代表取締役社長兼CEOを退任、代表権のない取締役となる。03年内閣IT戦略本部員、04年規制改革・民間開放推進会議委員などを歴任。
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