▶︎『海賊とよばれた男』
|レビュースコア(5.00満点)
総合 4.27
Amazon | honto | プレシネマ
4.5 4.3 4.0
|内容紹介
一九四五年八月十五日、敗戦で全てを失った日本で一人の男が立ち上がる。
男の名は国岡鐡造。
出勤簿もなく、定年もない、異端の石油会社「国岡商店」の店主だ。
一代かけて築き上げた会社資産の殆どを失い、借金を負いつつも、店員の一人も馘首せず、再起を図る。
石油を武器に世界との新たな戦いが始まる。
石油は庶民の暮らしに明かりを灯し、国すらも動かす。
「第二の敗戦」を目前に、日本人の強さと誇りを示した男。
出典:Amazon
|レビュー
石油元売り会社「出光興産」創業者である出光佐三氏をモデルにした物語である。
小説とは言え、ビジネスの教科書としても十二分に仕事への示唆を与えてくれる作品でもある。
「人は何のために働くのか」「働くとはどういうことか」ということを考えさせてくれます。
また、60歳でほとんど財産を失った主人公が95歳で生涯を閉じるにあたり、日本の古い生き方ながらも愛惜しむ思いが描かれていると思います。
|著者について
百田 尚樹
1956年大阪生まれ。
同志社大学中退。
2006年『永遠の0』(太田出版/講談社文庫)で小説家デビュー。
同作は映画化され、関連書籍も500万部を超える大ヒットとなった。
『海賊とよばれた男』で、2013年「本屋大賞」を受賞。
他の著書に『輝く夜』、 『ボックス!』、『風の中のマリア』、『影法師』(すべて講談社文庫)『錨を上げよ』(講談社)など。
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