▶︎『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』
|レビュースコア(5.00満点)
総合 4.33
Amazon | honto | プレシネマ
4.3 4.2 4.5
|内容紹介
高い壁に囲まれ、外界との接触がまるでない街で、そこに住む一角獣たちの頭骨から夢を読んで暮らす〈僕〉の物語、〔世界の終り〕。
老科学者により意識の核に或る思考回路を組み込まれた〈私〉が、その回路に隠された秘密を巡って活躍する〔ハードボイルド・ワンダーランド〕。
静寂な幻想世界と波瀾万丈の冒険活劇の二つの物語が同時進行して織りなす、村上春樹の不思議の国。
出典:Amazon
|レビュー
「世界の終り」と「ハードボイルド・ワンダーランド」という2つの世界観が同時に進むパラレルワールド。
読めば読むほど、考えれば考えるほど深くはまっていく物語。
現実と空想の世界をいったりきたりしているような感覚。
シリアルな小説ではなく、パラレルな小説の面白さ全快の作品と思います。
|著者について
村上 春樹
1949(昭和24)年、京都府生れ。早稲田大学文学部卒業。
1979年、『風の歌を聴け』でデビュー、群像新人文学賞受賞。
主著に『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(、崎潤一郎賞受賞)、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『ノルウェイの森』、『アンダーグラウンド』、『スプートニクの恋人』、『神の子どもたちはみな踊る』、『海辺のカフカ』、『アフターダーク』など。
『レイモンド・カーヴァー全集』、『心臓を貫かれて』、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』、『ロング・グッドバイ』など訳書も多数。
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