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『女神の見えざる手』映画鑑賞ノート - プレシネマ

女神の見えざる手
女神の見えざる手(字幕版)
|レビュースコア(5.00満点)
総合 3.98
Filmarks | 映画.com | Yahoo!映画 | プレシネマ   
    4.0             4.1              4.3                3.5

|レビュー
この映画は、社会派ヒューマンドラマである。
内容がロビー活動、ロビイストの物語であるため、日本ではあまり馴染みがなく、仕事の内容が分かりにくい部分があると思います。
ロビー活動(ロビイング)とは、個人や団体が政府の政策に影響を及ぼすことを目的に活動する私的な政治活動のことであり、この映画のヒロインは、ロビー活動を行うロビイストである。
ロビー活動という題材が、初めに難解さを醸し出すかもしれませんが、女性が主人公ということもあり、社会の不条理が一層鮮明に映し出されています。
ヒロインが仕事をする上で大切にしていることは、勝つことであり勝つためには手段を選ばないことである。
また、仕事の進め方にしても行動的であり、知的であり、勝つという目的に対して一点の曇りもなく明確な選択を貫き通しています。
時に非情な部分が際立ちますが、映画の後半でヒロインの本当の信念が明らかになっていきます。
仕事とは、人生とは、お金とは、正しいこととは、といろいろと考えさせられる映画となっています。
さまざまな要素が詰まった素晴らしい社会派ヒューマン映画でした。
経済学の父と呼ばれるアダム・スミスが「国富論」の中で使用した「神の見えざる手」ならぬこの映画のヒロイン(女神)の見えざる手によって、物事がコントロールされるのか否かが最大の見どころとなっていると思います。

|あらすじ
ワシントンD.C.で、スパーリング上院議員(ジョン・リスゴー)による聴聞会が開かれていた。
召喚されているのは、敏腕ロビイストとして名高いエリザベス・スローン(ジェシカ・チャステイン)。
大手ロビー会社、コール=クラヴィッツ&W在職中に手がけた仕事で不正を行っていたとされ、その真偽が問われている。
聴聞会から遡ること、3ケ月と1週間前。
エリザベスは、コール=クラヴィッツ&Wの花形ロビイストだった。
勝つためには手段を選ばず、一切の妥協を許さない仕事ぶりはクライアントから高く評価され、政府やメディアからも一目置かれる存在だった。
エリザベスは、銃擁護派団体からの仕事を依頼されていた。
新たな銃規制法案に対し、女性の銃保持を認めるロビー活動で、廃案に持ち込んでくれというのだ。
団体の代表者は議員たちにも強い影響力をもつ人物だが、エリザベスは彼の目の前でその仕事をきっぱりと断る。
その結果、上司のデュポン(サム・ウォーターストン)から、「依頼を断るなら、君にいてもらう必要はない」と言い渡される。
その夜、パーティに出席したエリザベスは、銃規制法案の成立に尽力する小さなロビー会社のCEO、シュミット(マーク・ストロング)から、自分と一緒に闘わないかと誘いを受ける。
次の日、エリザベスは部下を引き連れ、シュミットの会社へ移籍。
奇策ともいえる戦略によって、形勢を有利に変えていく。
だが、巨大な権力をもつ銃擁護派団体や元同僚も負けてはいない。
エリザベスの過去のスキャンダルが暴かれ、スタッフに命の危険が迫るなど、事態は予測できない方向へ進んでいく……。
出典:公式サイト

|監督
ジョン・マッデン

|役名 / キャスト
エリザベス・スローン / ジェシカ・チャステイン
ジェシカ・チャステイン
ロドルフォ・シュミット / マーク・ストロング
マーク・ストロング
エズメ・マヌチャリアン / ググ・バサ=ロー
ググ・バサ=ロー
ジェーン・モロイ / アリソン・ピル
アリソン・ピル
ジョージ・デュポン / サム・ウォーターストン
サム・ウォーターストン
スパーリング上院議員 / ジョン・リスゴー
ジョン・リスゴー
パット・コナーズ / マイケル・スタールバーグ
マイケル・スタールバーグ
画像出典:映画.com

|劇場公開日
2017年10月20日

|上映時間
2時間12分

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