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『妻の実家のとうふ店を400億円企業にした元営業マンの話/山中 浩之』読書ノート - プレシネマ

▶︎妻の実家のとうふ店を400億円企業にした元営業マンの話
妻の実家のとうふ店を400億円企業にした元営業マンの話

|レビュースコア(5.00満点)
総合
 4.30
Amazon | プレシネマ
    4.6             4.0

|レビュー
タイトルは、本の内容そのままを表現しています。
所々でガンダムの話が出てくるので、ガンダムのことを知っている方が、より理解が深まるようにも思いますが、知識がなくても実経験を元にした内容になっているため、問題ないかとも思います。
特に自分の心に残った言葉を3つご紹介いたします。

かつてその会社がやっていたはずの、正しいこと、お客さまに喜ばれていたことをやろう、やらないほうがいいと思っていたことは全部やめよう。どの会社でも再建の基本はこれですね。

闇雲にお取引先の数を増やすよりも、おとうふの文化を守るぞと気合を入れた商品をいっぱい持って、売り場の提案をしっかりして、一緒に売り場をつくっていこうという形になるところとだけ深くお付き合いしたほうが、絶対いいんですね。  いわゆる足で稼ぐ営業マンって、それはそれで美徳でもあるとは思うんですけれども、言われたことをなんでもそのまま聞く、悪い意味での「御用聞き」になりがちなんです。頭は使わなくていいですけれど、売り上げはそれほど伸びない。

工場だけではなくて、社員の福利厚生、細かいことですが作業用の白衣とか、あと食堂とかトイレとか、玄関とかですね。そちらもがんがんと、社員の気持ちがアガることなら惜しまず投資する。

|内容紹介
「売上目標? ありません。損益責任? それもありません」
営業にも、工場にも、「前年比」や「利益率」などの、数値目標がない。
そんな会社がこの「失われた20年」で売上高23億円から400億円に急成長している。
群馬県の豆腐メーカー「相模屋食料」だ。
今を遡ること約10年、2012年3月に「ザクとうふ」で機動戦士ガンダムファンをスーパーのデイリー売り場に結集させた相模屋食料は、いつのまにか豆腐市場でトップシェアを誇る企業になっていた。
現在でも「うにのようなビヨンドとうふ」「肉肉しいがんも~INNOCENT MEAT」などのユニークな商品を次々投入し、市場を活気づけている。
相模屋食料を率いるのは、かつて雪印乳業の「普通の営業マン」だった鳥越淳司社長。
熱狂的なガンダムファンの鳥越氏は、「ジオングに脚を付けるな!」といった独特のワーディングを駆使しつつ、群馬県ローカルの小さなメーカーだった同社を、日本一にまで引き上げた。
普通の会社員が、社員を糾合し、燃える集団に変えていった20年間を、本人の言葉で緻密に分析。
経営書やマネジメント本には出てこない、実戦をくぐり抜けて培った鳥越氏の戦略・戦術を、読みやすいインタビュー形式でお届けします。
なお、ガンダム濃度がちょっと高めの方には、さらに楽しめるかと思います。
出典:Amazon

|著者について
山中 浩之
1964年生まれ。学習院大学文学部哲学科(美術史)卒業。87年日経BP入社。経済誌「日経ビジネス」、日本経済新聞証券部、パソコン誌「日経クリック」「日経パ ソコン」などを経て、現在日経ビジネス編集部で主に「日経ビジネス電子版」と書籍の編集に携わる。著書に『妻の実家のとうふ店を400億円企業にした元営業マンの話』、『ソニー デジカメ戦記』、『マツダ 心を燃やす逆転の経営』、『新型コロナとワクチン わたしたちは正しかったのか』(峰宗太郎先生と共著)、『ハコヅメ仕事論』(泰三子先生と共著)、『親不孝介護 距離を取るからうまくいく』(川内潤氏と共著)など。

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