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映画『すばらしき世界』映画鑑賞ノート - プレシネマ

▶︎すばらしき世界
すばらしき世界
|レビュースコア(5.00満点)
総合 3.95
Filmarks | 映画.com | Yahoo!検索 | プレシネマ   
    4.1            4.0               4.2                3.5

|レビュー
本作品は、実在した田村明義さんという人物を主人公のモデルとして人生の再スタートを切った主人公の戸惑いや葛藤を見事に表現しています。
また、本作品の原作である小説『身分帳』は、殺人などの罪で受刑10犯、のべ24年間も刑務所で過ごした田村明義さんの実話を小説風に書き上げたものになります。
そして、人間の微妙な心の機微を見事に表現しています。
役所広司さんはじめ、俳優陣の演技が素晴らしく、映画に迫力迫真を増しています。
・育ってきた環境というのは大切なのか?
・人は変われるのか?
・世の中(社会)の懐は大きいのか小さいのか?
人間問題から社会問題まで深く考えさせされるとても良質な作品と思います。
本作品のタイトル『すばらしき世界』の意味は、ラストシーンの受け取り方で変わってくると思います。
私は前向きに捉えています。
皆さまはいかかでしょうか。

|あらすじ
冬の旭川刑務所でひとりの受刑者が刑期を終えた。
刑務官に見送られてバスに乗ったその男、三上正夫(役所広司)は上京し、身元引受人の弁護士、庄司(橋爪功)とその妻、敦子(梶芽衣子)に迎えられる。
その頃、テレビの制作会社を辞めたばかりで小説家を志す青年、津乃田(仲野太賀)のもとに、やり手のTVプロデューサー、吉澤(長澤まさみ)から仕事の依頼が届いていた。
取材対象は三上。
吉澤は前科者の三上が心を入れ替えて社会に復帰し、生き別れた母親と涙ながらに再会するというストーリーを思い描き、感動のドキュメンタリー番組に仕立てたいと考えていた。
生活が苦しい津乃田はその依頼を請け負う。
しかし、この取材には大きな問題があった。
三上はまぎれもない“元殺人犯”なのだ。津乃田は表紙に“身分帳”と書かれたノートに目を通した。
身分帳とは、刑務所の受刑者の経歴を事細かに記した個人台帳のようなもの。
三上が自分の身分帳を書き写したそのノートには、彼の生い立ちや犯罪歴などが几帳面な文字でびっしりと綴られていた。
人生の大半を刑務所で過ごしてきた三上の壮絶な過去に、津乃田は嫌な寒気を覚えた。
後日、津乃田は三上のもとへと訪れる。戦々恐々としていた津乃田だったのだが、元殺人犯らしからぬ人懐こい笑みを浮かべる三上に温かく迎え入れられたことに戸惑いながらも、取材依頼を打診する。
三上は取材を受ける代わりに、人捜しの番組で消息不明の母親を見つけてもらうことを望んでいた。
下町のおんぼろアパートの2階角部屋で、今度こそカタギになると胸に誓った三上の新生活がスタートした。
ところが職探しはままならず、ケースワーカーの井口(北村有起哉)や津乃田の助言を受けた三上は、運転手になろうと思い立つ。しかし、服役中に失効した免許証をゼロから取り直さなくてはならないと女性警察官からすげなく告げられ、激高して声を荒げてしまう。
さらにスーパーマーケットへ買い出しに出かけた三上は、店長の松本(六角精児)から万引きの疑いをかけられ、またも怒りの感情を制御できない悪癖が頭をもたげる。ただ、三上の人間味にもほのかに気付いた松本は一転して、車の免許を取れば仕事を紹介すると三上の背中を押す。
やる気満々で教習所に通い始める三上だったが、その運転ぶりは指導教官が呆れるほど荒っぽいものだった。
その夜、津乃田と吉澤が三上を焼き肉屋へ連れ出す。
教習所に通い続ける金もないと嘆く三上に、吉澤が番組の意義を説く。
「三上さんが壁にぶつかったり、トラップにかかりながらも更生していく姿を全国放送で流したら、視聴者には新鮮な発見や感動があると思うんです。
社会のレールから外れた人が、今ほど生きづらい世の中はないから」。
その帰り道、衝撃的な事件が起こる・・・。
出典 : 公式サイト

|監督
西川美和

|役名 / 俳優
三上正夫 / 役所広司
役所広司
津乃田龍太郎 / 仲野太賀
仲野太賀
庄司勉 / 橋爪功
橋爪功
松本良介 / 六角精児
六角精児
井口久俊 / 北村有起哉
北村有起哉
吉澤遥 / 長澤まさみ
長澤まさみ
画像出典:映画.com

|劇場公開日
2021年2月11日

|上映時間
2時間6分

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