▶︎『沈黙の艦隊』
|レビュースコア（5.00満点）
総合 3.48
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3.6 3.3 3.5 3.5
|あらすじ
日本の近海で、海上自衛隊の潜水艦が米原潜に衝突し沈没した。
艦長の海江田四郎を含む全76名が死亡との報道に衝撃が走る。
だが実は、乗員は無事生存していた。
事故は、日米政府が極秘に建造した高性能原潜〈シーバット〉に彼らを乗務させるための偽装工作だったのだ。
米艦隊所属となったシーバット、その艦長に任命されたのが海自一の操艦を誇る海江田であった。
ところが、海江田はシーバットに核ミサイルを積載し、突如反乱逃亡。
海江田を国家元首とする独立戦闘国家「やまと」を全世界へ宣言した――。
やまとを核テロリストと認定し、太平洋艦隊を集結させて撃沈を図るアメリカ。
アメリカより先にやまとを捕獲すべく追いかける、海自ディーゼル艦〈たつなみ〉。
その艦長である深町は、過去の海難事故により海江田に並々ならぬ想いを抱いていた……。
出典 : 公式サイト
|レビュー
本作品はテーマがテーマ(政治的な部分がある)だけに万人受けはしないかもしれません。
また、Amazonスタジオ製作の初日本映画であり、大沢たかおさんがプロデューサーを兼任された作品になります。
本作品の興行成績により、今後のアマゾン社がオリジナル映画に力を入れていくかの試金石になっているようにも思います。
本作品の原作マンガが8年に及ぶ長期連載のため、この2時間でどこまで進められるかが問われていました。
やはり2時間では消化不良の部分が否めなくもないですが、本作品のヒット次第で、パート2、パート3と続いていくのでしょう。
平和とは？
自由とは？
人間とは？
ということに対して深く考えさせられます。
一番のメッセージは、「冷静」ということに尽きると思います。
余談ですが、自分自身のなかで作品冒頭から数十分間は、大沢たかおさん(海江田艦長)が、少し前に公開されていたキングダム「王騎将軍」のイメージと被っていましたが、物語が進むにつれて「海江田艦長」になっていきました。
フィクションではありますが、沈黙の艦隊が現実に組織されたら、脅威ですね。
知っているようで知らない部分もある、潜水艦の存在、役割、内容などといったことが乗組員たちを通じて伝わってきた作品でもありました。
|監督
吉野耕平
|役名 ／ 俳優
海江田四郎 ／ 大沢たかお
山中栄治 ／ 中村蒼
入江覚士 ／ 松岡広大
深町洋 ／ 玉木宏
速水貴子 ／ 水川あさみ
南波栄一 ／ ユースケ・サンタマリア
入江蒼士 ／ 中村倫也
竹上登志雄 ／ 笹野高史
海原渉 ／ 江口洋介
曽根崎仁美 ／ 夏川結衣
海原大悟 ／ 橋爪功
市谷裕美 ／ 上戸彩
画像出典：映画.com
|劇場公開日
2023年9月29日
|上映時間
1時間53分
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