▶『パリに咲くエトワール』
|レビュースコア(5.00満点)
総合 3.75
Filmarks | 映画.com | Yahoo! | プレシネマ
3.9 3.7 4.3 3.5
|あらすじ
20世紀初頭のパリ。
そこに日本からやってきたふたりの少女が暮らしていた。
一人は、夫を支えるよき妻となる将来を望まれながらも、画家を夢見るフジコ。
もう一人は、武家の家系に生まれ、ナギナタの名手ながらバレエに心惹かれる千鶴。
ある日、トラブルに巻き込まれたフジコを千鶴が偶然助けるが、それは幼い日に横浜で出会ったことがあるふたりの、運命的な再会だった。
千鶴の夢を知ったフジコは、同じアパルトマンに住む青年ルスランの母オルガが、ロシア出身の元バレリーナであることを知り、レッスンを依頼する。
東洋人であることで様々な壁にぶつかりながらも、ふたりは夢に向けて歩き出すが、ある日フジコの保護者である叔父さんが、失踪してしまう。
フジコと千鶴、ふたりはそれぞれの夢を掴むことができるのだろうか ――
出典:公式サイト
|レビュー
全体としては、かつての「世界名作劇場」や「初期のスタジオジブリ作品(『魔女の宅急便』など)」を彷彿とさせる、瑞々しく丁寧な王道青春ストーリーです。
・圧倒的なアニメーションクオリティ(バレエと殺陣)
作画の密度が非常に高く、特に千鶴が踊るバレエのシーンは「体の動きやリズム、空気感まで緻密に描かれている」と思います。
また、谷口悟朗監督らしい要素として、千鶴のバックボーンである「薙刀(棒術)」を活かしたやたらとキレのあるアクション・殺陣シーンがあり、そのギャップも隠れた見どころとなっています。
・ピュアで背中を押される「ガール・ミーツ・ガール」
20世紀初頭のパリという、異国人(東洋人)への風当たりも強い激動の時代を舞台に、純粋に夢を追いかける2人の少女の友情と奮闘が、観る人に「自分も新しいことに挑戦したい」「昔の夢を大切にしたい」と思わせる元気をくれます。
・ノスタルジックで美しい世界観
モネやルノワール、ロートレックといった印象派の美術のエッセンスが散りばめられた美しい背景美術と、近藤勝也氏が手掛けるキャラクターデザインがマッチしており、絵本や名作劇場のような心地よい没入感があります。
「夢に向かってひたむきに頑張る、爽やかで綺麗なアニメーションが観たい」「『耳をすませば』のような、どこか懐かしく背中を押されるピュアな物語が好き」という方には、まさにど真ん中と思います。
|監督
谷口悟朗
|メインキャスト(役名/声優)
継田 フジコ(つぐた フジコ)/ 當真あみ
園井 千鶴(そのい ちづる)/ 嵐莉菜
ルスラン/ 早乙女太一
オルガ/ 門脇麦
|劇場公開日
2026年3月13日
|上映時間
1時間59分
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