モーグルのオリンピック候補だったモリー・ブルームは、選考をかけた大会で怪我を負い、アスリートの道を諦める。
そんな中、勤めていた会社のボスから、アンダーグラウンドなポーカー・ゲームのアシスタントを頼まれる。
そこでは、ハリウッドスターや大企業の経営者らが法外な賭け金でポーカーに講じていた。
やがて、彼女はその才覚で26歳にして自分のゲームルームを開設するのだが、10年後FBIにより逮捕される。
モリーを担当した弁護士は打合せを重ねるうちに、彼女がタブロイド紙に書きたてられるような人物でないことを知るのだが-─。
この作品のモデルとなっているのは、モリー・ブルームという女性である。
モーグルでオリンピックを目指していた女性が、さまざまなめぐり合わせにより高額ポーカールームの経営者として活躍する。
そして違法賭博運営の罪でFBIに逮捕される。
このモリー・ブルーム氏はスポーツも勉強も出来るエリートであった。
ビジネスでもその才覚を発揮する。
そして映画の中の終盤で父親との確執の場面が出てくる。
子どもの人生を決めるものは、徐々に芽生えてくる自分自身の意思の力もあるが両親の影響も大きい。
伝記ではあるが人生とは、を考えさせる感慨深い映画となっている。